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Taste of Nature

美容と健康にいいスーパーフード・山ぶどう

一般的なぶどうの8倍のポリフェノール、3倍の鉄分、4倍のビタミンCを含むというスーパーフード・山ぶどうは、美容と健康への高い効果のために昔から愛され続けてきました。岩手県雫石町では、標高の高さと日当たりのよさから山ぶどうの栽培に適しています。

そんな山ぶどうを無農薬にこだわって自家栽培し、山ぶどうを使った創作料理を味わうことができるレストランがあります。「山ぶどう農園cafe 野の香」です。雄大な奥羽山脈のふもとに位置するお店では、ぶどう畑を眺めながら落ち着いてお食事ができます。

地元愛から生まれた「きりたんぽ山ぶどうスープカレー」

看板メニューの「夏野菜のきりたんぽ山ぶどうスープカレー」は、秋田県出身だというご夫妻がふるさとの味を思い出して開発したオリジナルメニューです。スパイスの効いたスープカレーに、ナス、ズッキーニ、かぼちゃなどの新鮮な夏野菜ときりたんぽのモチモチとした食感が絶妙にマッチする一品です。時折口の中でプチッとはじける干しぶどうがさわやかな風味を運び、いいアクセントになっています。地元農家が育てた食材を中心に、ご主人が自ら山に行って収穫した筍、きのこ、山菜など旬の食材を使っています。

隠れた人気メニュー「ふわふわオムタコライス」は、トロトロの半熟卵に包まれたジューシーなひき肉と、食欲を掻き立てるスパイシーなタコライスの相性が抜群。一度食べたらやみつきになってしまいます。

食後のデザートにいただいたのは、「山ぶどうのレアチーズケーキ」。山ぶどうゼリーの酸味と濃厚なレアチーズが絶妙なハーモニーを奏でます。「山ぶどうジュース」のさわやかな酸味は、食後の口の中をさっぱりとさせてくれました。

 

40年間のサラリーマン生活を経て方向転換した山ぶどう栽培

「小さい頃からよく山に行って、山ぶどうを採っていました。」と語るご主人の柳館誠(やなぎだて まこと)さんは、以前はサラリーマンとして40年間勤務していました。しかし、6年前に奥様と一緒に第二の人生を歩もうと雫石への移住を決意し、幼少期から馴染みのあった山ぶどうの栽培を独学で始めました。

4年かけて試行錯誤を繰り返した結果、今では7種類もの山ぶどうの栽培に成功しています。一本一本心をこめて育てた山ぶどうを使った料理を食べてもらいたいとの想いから、二年前にカフェをオープンしました。店名は、栽培している山ぶどうの品種の一つ「野の香」からとったそうです。

記者の感想

最も印象的だったのは、山ぶどうを使った料理はどれも、まるで不思議な魔法がかかっているかのように独特で深い味わいだったことでした。雄大な山脈に囲まれ、外にいる猫やヤギを眺めながらゆったりとお食事ができ、ついつい長居したくなってしまいました。おなかも心もほっこり癒されるようなお店でした。

山ぶどう農園cafe 野の香

所在地:〒020-0585 岩手県雫石町長山堀切野8-52
電話番号:090-2020-5747
URL:https://no-no-ka.webu.jp/map.html
営業時間:11:00~17:00(17:00ラストオーダー)
定休日:4月~11月木曜日、12月~3月木・金曜日
アクセス:小岩井駅、雫石駅より車で約12~13分

撮影・取材:小森一太、杉本麗百
編集:杉本麗百